「従兄弟と一緒に日本で働きたい!」信頼がつないだ、新たな一歩

A-BRIDGE事業協同組合には、日本で働く皆さんから「親戚や兄弟、近所の人を日本に呼びたい」「自分と同じ会社で働いてほしい」という相談がよく寄せられます。

大切な家族や知人に、自分の働く場所を勧める。それは、受け入れ先の待遇や職場環境に満足し、組合の支援にも信頼を寄せてくれているからこそだと、私たちは受け止めています。こうした紹介は、とてもうれしく、同時に「その信頼に応えたい」と身が引き締まる出来事です。

今回ご紹介するのは、石狩市の建設会社で特定技能として頑張っている先輩と、その従兄弟のお話です。

「母国の従兄弟と、一緒に日本で働きたい!」

そんな先輩の思いから、従兄弟を技能実習生として紹介していただき、このたび無事に入国の日を迎えました。

空港には、みんなでお出迎えに。久しぶりの再会を心待ちにしながら、到着口を見つめます。

少し不安そうな表情で姿を見せた技能実習生。その顔が、従兄弟を見つけた途端、ほっと安心した表情に変わりました。その瞬間が、とても印象に残っています。言葉を交わす前から、家族の存在が大きな支えになっていることを感じる、温かな再会でした。

これから約1か月の入国後講習を経て、同じ会社で働く日々が始まります。従兄弟である2人は、これからは職場の先輩と後輩、そして同じ会社の仲間にもなります。

慣れない日本での暮らしや仕事には、戸惑うこともあるでしょう。そんなとき、身近に頼れる家族がいることは、大きな安心につながります。先輩となった従兄弟も、仕事のことはもちろん、日本での生活やルールなど、これまで自分が学んできたことを伝えてくれるはずです。

私たち組合も、その支えを家族だけに任せることなく、受け入れ企業とともに、安心して学び、働き、暮らせるよう支援していきます。

「日本で頑張りたい!」

来日の時期や在留資格は違っても、2人の思いは同じです。温かく迎えてくださる会社と、父親のように頼りになる社長のもとで、励まし合いながら一歩ずつ成長していってほしいと思います。

いつか後輩の従兄弟も、「ここで働けてよかった」と誰かに伝えてくれる日を願って。2人が同じ職場で活躍する姿を、私たちも楽しみにしています。